医院開業を決断する理由は様々です。 しかし、医師の多くは、積極的に開業を目指すというよりは、種々の事情、あるいは消去法で、開業という道を選択せざるを得なかったということが多いのではないでしょうか。 それはやはり、独立という新たな道への不安が否めないからです。 そのような場合、開業以外の道はいろいろと検討・模索するのに「開業」は消去法の結果なので、開業のなんたるかを考えずに、開業医の道に飛び込んでくることが多いのです。 「開業でもするか」、「開業しかないか」という「でも・しか」開業医ですね。 (昔、「でも・しか教師」という言葉がありました。今は死語でしょうか。) 私もそうでした。 しかし、今は医療に厳しい時代。事業主としての自覚と覚悟がどうしても必要です。その決意が固められない人は、開業を決断すべきではありません。 この機会に「開業するとはどういうことか」をじっくりとお考えください。